河野研究所 河野様、機械製作社 野辺様
節補修、接着機、はかどるくんについて
いつもお世話になり有難うございます。
同機完成後、導入して非常に順調で満足しております。
具体的には、加工板生産工程において最大のブレーキになっていました死節、ワレ節補修が大幅にスピードアップし、投入人員も大幅に減らす事となりました。
また、乾燥による木口のワレ補修も御得意様の御理解により分止まり大幅アップとなっております。
以前のように納期が迫ると人員総出で補修にあたる事がなくなり、生産余力が出来た為、その分そっくり売上げ、収益ともに大幅アップしています。
フローリング用材として、杉板は良質材になるほど小さい死節、枯節が多く
檜においては乾燥によるワレ節が圧倒的多数となります。
このパテにおいては両方において非常に効率的です。接着力が強く色を浅くした事で、お客様から高評価をいただきました。(相生杉、パテ補修で検索、上から2番目、木童ブログより)
パテ補修の良い点はあくまで補修程度の外観ですが、埋木となると工事をした観となり、しばしばクレーム要因となるからです。
節補修等においては、作業の標準化により誰でも出来ることで、パート様もしくは外注内職で、枚当り単価で原価管理できるようになります。
ベテラン職員は本来あるべき専門的職務に従事でき、給料、社会保険料含め18~20万の職員をこういった作業から解放することで驚くべき効果を生むはずです。
現在、製材丸太市況においてはフローリング、壁板用、良質木については買い競争が激しく常に高止まりしています。15~20万円作業コストアップした分を仕入れ競争に充当すると70㎥~100㎥は他社より有利に良質材を手に入れることが可能となり、結果製品品質も上がります。今後の丸太市況においては、バイオマス発電のプラント立ち上がりが2014年中期より全国各地で目白押しで、BC材下級丸太の価格が競り上がり、結果A材上質材の価格を押し上げるでしょう。こういった中で、丸太購売力が今後の企業生き残りの最大要件となるでしょう。
以上、お礼かたがた御報告申し上げます。